武奈ヶ岳(坊村からピストン)
11月初旬に、比良山系の最高峰の武奈ヶ岳に初めて登りました。
武奈ヶ岳頂上へは色々なルートがあるようですが、初めて登るには一番わかりやすいのでは?と坊村からのピストンルートを選択。
坊村~(急登の樹林帯)~御殿山~ワサビ峠~西南稜(なだらかで気持ちがよい)~武奈ヶ岳 というコースです。
坊村はバスの本数が少ないので、車で出発です。高速道路を走り京都東ICから山道をどんどん進んでいきます。駐車場は無料の「葛川市民センター駐車場」があります。
朝早かったので、まだ車は少なめです。大きな駐車場でよかった。
駐車場から登山口方面に橋を渡ったところにトイレがあるので、準備を整えて・・・美しい佇まいの「比良山荘」を横目に見ながら「明王院」を通り過ぎます。
登山口に到着です。「御殿山ルート」を登っていきますよ。ここからすぐに急登が始まります。とにかく、ひたすらジグザグと登ります。汗だくや~
1時間半ほど登ると、V字谷に出ます。左手側から進み、やがて右上のほうに抜けていくルート。ちょっとわかりづらいので慎重に。
しばらく登ると、御殿山に到着です。
目指す武奈ヶ岳が見えてきましたよ。
ここでしばし休憩をとり、ワサビ峠へと下ります。この下りがちょっと急でね・・・でもすぐにワサビ峠に到着します。
ここから少しだけ登り返すと、見晴らしの良い西南稜に出ます。気持ちいい眺め!天気もよくてここまで登ってきた疲れが吹き飛びます。武奈ヶ岳まではほとんどが緩やかな登りだけど、1か所岩場がありちょっと高度感があって怖いので要注意。
最後はのんびりと稜線を進んで武奈ヶ岳頂上に到着です。
お天気の良い日だったので、頂上にはたくさんの人が休憩されていました。琵琶湖周辺の山は、結構強風なイメージ。赤坂山とか。この日も結構な強風でした。温かいスープとパンで昼食です。
琵琶湖が輝いて、美しい。そうしている間にもどんどんと人が増えてきたので、そこそこ休憩したら下山することにしました。来たルートを戻っていきます。
往路の急登が効いたのか、最後の下りでは膝上の筋肉がフルフルしてきて・・・笑
なんとか駐車場まで戻ってきてみると、ほぼ満車状態でした。早目に登ってよかったわ・・・
次に登る時には金糞峠にも行ってみたいし、イン谷口へ降りるルートもよいかも。
ただし、登山道が入り組んでいるので慎重にコースを選ばないとね。
芦屋川~六甲山最高峰~有馬温泉
去年もお正月休みに行ったので、恒例になりつつある六甲山から有馬温泉の山行きです。
体調がいまいちならバスでちょっと上まで登って住吉道かな、なんて思っていましたが、今回は芦屋川からガチで登ってみましたよ。
電車を乗り継いでも、1時間くらいで芦屋川駅から登れるのはとっても便利。
時刻は7:30頃、出発です。
朝焼けの住宅地を30分くらい抜けていくと高座ノ滝に着きます。
ここまでが何気にしんどい・・・笑
ここからロックガーデンに入っていきます。
しばらく岩場の急登で息があがる・・・
お父さんといっしょに登っている子供たちは、実に楽しそうで元気でした。
時々鎖場が出てくるけれど、鎖を頼らなくても難しくはありません。
ロックガーデン中心付近から見た神戸の海。
しばらく行くと風吹岩に到着です。
写真だと大きさがイマイチ伝わりませんが、上からちょこっと覗いている白いものが、登っていた女性のニット帽の先です。結構大きいですよ。
ここではザックを下ろさず、ちょっとだけ休憩。まだまだ先は長い。
しばらくは緩いアップダウン程度で、芦屋カンツリー倶楽部のゴルフ場の中を横切る場所に出ます。カートに乗った正月ゴルフの方々が横切っていきます。初めて初夏に登った時は、経験不足と暑さでこのあたりでかなりヘバっていましたが、今回はぜんぜん元気で先を急ぎます。
30分ほどで休憩地点の雨ケ峠に到着。時刻は9:30頃、いいペースです。
11:00頃には最高峰まで辿りつきたいな。
ザックを下ろして、温かいルイボスティーとチョコワッフルで栄養補給です。
雨ケ峠から一旦大きく下って、渡渉したりしながら七曲りの登り口に到着です。今日は元気なので、そのままどんどん進んでいきますよ。やっぱり気温が低いと登りの辛さがぜんぜん違う。ほぼ休憩なしで最高峰まで到着しました。
ちょっとモヤっていますが、今年初登頂931mからの眺めです。
予定より早いペースで登れたので、山頂で11:00までゆっくりして腹ごしらえも済ませます。
最高峰の手前に一軒茶屋という休憩所があり、近くにトイレもあるのですが、冬季は凍結のため使用不可、仮設トイレがありました。
トレランや自転車で登って来る方もたくさんいましたよ。
さて、私は有馬温泉の立ち寄り湯に入るため、先を急ぎます・・・
今回、いつもの「銀の湯」とは違った旅館の立ち寄り湯に入るため、正月営業時間内の14:00前にどうしても下山する必要があります!
下りが苦手な私ですが、有馬温泉への魚屋道は本当にいい感じの下りで、緩いところでは走ったりできて快適。
岩場とかほぼゼロなのが嬉しい・・・
有馬温泉から登って来られる方も、この時間ならまだおられます。
12:30頃には有馬温泉に無事到着しました。
今回は、「康貴」」さんという旅館の立ち寄り湯にお邪魔しました。
受付でお願いすると、お風呂が8名くらいでいっぱいになるので順番待ちになるということでしたが、せっかく来たのでもちろん待ちます!4名くらい待たれているということで、ちゃんと待合用の椅子とテーブルのあるスペースが用意されていました。飲み物も買えたり、お水はフリーでした。20分ほど待っていたら、順番がやってきました。
立ち寄り湯は料金1000円で、金泉の露天と銀泉の内湯があります。
小さい洗い場3つが内湯にあり(なぜかシャワーは2つ笑)露天にも2つありましたけど、かなり寒いのを覚悟する必要ありです。
金泉が、濃い!!唇がピリピリしてくるくらい。あんまり長湯しないほうが良いかも。有馬の金泉って、忘れていたけどこんなに濃いお湯だったのですね~
脱衣所も小さめで、洗面台+ドライヤーは2つだけなので、順番待ちが発生していました。
早々に退散して、外の待合で湯冷まししました。
でも、いいお湯でしたよ~、もっと空いている時にまた来たいな。
いつもの「銀の湯」は立ち寄り専門で、山側にあるし大きなロッカーが外にあるので下山後にはいつもこちらに寄らせてもらっています。
ちなみに、向かいはモンベルショップです。
さて、お風呂に入ってさっぱりしたので、バスに乗って帰りますよ。
有馬から電車を乗り継いで帰ることももちろん可能ですが、結構料金かかりますし乗り換えが多いのでね・・・大きな荷物かつ大阪方面なら、高速バスをお勧めします。寝てる間についちゃいますから。
5分後出発の便のチケットがとれたので、すんなり乗車して大阪へと戻りました。
1か月ぶりの山行きだったけど、思った以上によい感じで登れて、素敵なお湯にも入れて大満足でした。
貴船~鞍馬
12月の初旬に、貴船から鞍馬方面の山歩きをしました。
登山・・・いえ、頂上踏んでない・・・
いろいろと反省多しの山歩きとなりました笑
これまで登山靴はマムートの縦走用のがっつりしたもの1足だけを使ってきました。一度合わない靴を買って失敗しているので(そのへんのことも反省こめて記事にしたい)ぴったり合ったマムートGTX以外でまた失敗したくなかったのです。でも、そろそろ日帰り用のちょっと軽めの靴が欲しいなーと思って、スポルティバの靴を買ったのです。
早速試してみたくて、軽めの山歩きに行ったことのない貴船~鞍馬方面に出かけてみることにしました。
頂上の貴船山も700mちょっと、天気は晴れ予報だったので、しっかり登山をし始めて初めて、雨具をおいて(超薄いウインドパーカーは持っていた)かるーい気持ちで出かけたのが、そもそもの失敗の始まりです・・・
自宅から電車を乗り継ぎ、叡山電鉄二ノ瀬駅→夜泣峠→貴船山→滝谷峠→鞍馬温泉 というルート。
私以外2組の方が下車。軽く腹ごしらえをして、駅舎外のトイレを済ませ、出発です。
川沿いの道を行くとすぐに「夜泣峠」方面の道標が。
登山口は石段です。
30分ほど登ると、夜泣峠に到着。まっすぐ行くと「大岩」ですが、右手に折れて貴船山を目指して北上します。
雨は降らないという予報だったのに、時折小雨が降る天気で、早くも雨具を持ってこなかったことを後悔しつつパタゴニアのウインドパーカーを着込んで進みます。
夜泣峠で先を進んでいたご夫婦と思われる1組を追い越したのですが、このお2人とはこの後前後しながらいっしょに進むことに。
最初から最後まで、こんな感じの樹林帯。
1時間ちょっと進むとだんだんと道が荒れてきます。
去年一昨年の台風被害で、倒木があちこちで道をふさぎます。
貴船山への分岐のあたりから特に道がひどくなり、悩んでいるところにご夫婦も追いついて来られました。結局3人で貴船山へ行くのはあきらめて斜面を登って滝谷峠への尾根道に出ることに。
斜面・・・ぬかるんでます。ずりずり落ちそうになりながら、なんとか尾根へ出る。ご夫婦が「いっしょに登りましょう」と言ってくれなかったら、道を引き返していたかも。
尾根道に出てからはご夫婦と前後しながら滝谷峠まで到着です。
パンと温かいルイボスティーで昼食にしますが、小雨のせいで頭はしっとりしているし、とにかく早く下山して鞍馬温泉に入りたい!
ご夫婦が先に峠を下って行くのを見送って、私も出発です。
急な下りとはわかっていたけれど、とにかく道が崩れていて大変!
おまけに小雨で道がぬかるんで、崖っぷち状態の場所もたくさんあり、マジで恐怖の下山となりました。
林道まで到着してやれやれと気が緩んだせいか、鞍馬温泉方面への左折も見過ごして進み、結局「貴船口駅」からもう一度」「鞍馬駅」まで電車で1駅戻り、鞍馬駅で待っている温泉の送迎バスに乗りました。
寒いし疲れたしで、温泉に行かずに帰宅しようかな~と思ったりしましたが、温泉に入って大正解。もうね。。。心も体もあったまりました。温泉さいこー!!
大きな露天風呂と、寒い人には景色が見える内風呂もあり、なかなか素敵でした。
◆教訓
「雨具は絶対に持っていくべし」
基本中の基本を初めて疎かにしたら、こんな悲惨な結果です。
「登山道の情報収集をきっちり行うべし」
これまた基本ですね。こんなに道が荒れたままとは。
今回は軽い気持ちで出かけたために、結構ハードな山歩きとなって、反省しきりです。
あ、でも、スポルティバは快調快適。かなりいい感じで今後も活躍してくれそうです。